矯正歯科
患者さん本位でのオーダー型矯正
当院では、矯正を専門とする歯科医師による矯正治療を行っております。
お子さんから成人までの幅広い方々に、それぞれのニーズに相応しい矯正治療をご提供することを心がけています。
まずインフォームド・コンセントをしっかりと行い、目立たない装置で、できるだけ痛くなく、スピーディな治療を「自分の子供が患者さんだったら・・・」という気持ちで行っています。
一言で矯正といっても、患者さんのニーズは様々です。
「見える所だけ、前歯だけを部分的に治したい」
「咬み合わせをしっかり治したい」
「とにかく目立たないもので治したい」
など、その人の希望を第一に、その中でベストな治療をご一緒に考え、ゴールを目指していきます。
- セラミック製マルチブラケット装置(InVu)
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透明な装置と白くコーティングした針金治療による目立ちにくい矯正です。
- セルフライゲーションブラケット装置(デイモンシステム)
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従来の装置と比べ、ブラケットとワイヤー間の摩擦力が少ないのでスムーズ那覇の移動が可能です。また個人差はありますが、治療期間を短縮できるケースもあり、来院回数も軽減できる可能性があります。
- カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニト)
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CAD/CAMソフトウェアを用いて患者さん一人一人に合わせた装置を作る治療法です。歯の裏側に装着するので目立ちません。ドイツに発注するオーダーメード型の矯正システムです。
- マウスピース型矯正装置(アソアライナー)
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マウスピース型矯正装置(アソアライナー)は、治療ステップに合わせたマウスピース型矯正装置を作成します。ステップごとに厚みの違うアライナーを製作することで、矯正力を調整していきます。
※カスタムメイド矯正装置完成物は完成物薬機法対象外(薬機法未承認)の矯正歯科装置(医薬品)であり、承認医薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 - マウスピース型矯正装置(インビザライン)
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初めに型取りをしてアメリカに発注、コンピュータでシュミレーションをして治療計画に基づき、透明な矯正装置(アライナー)を作成します。通常2週間ごとに新しい矯正装置に交換しながら、1日22時間以上装着します。
未承認医療機器の使用について
●未承認医薬品等の使用・国内の承認医薬品等の有無について
(未承認医薬品等の使用)
当院で使用していますマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、日本国薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であり、日本国歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。そのため、万が一海外カスタムメイド矯正装置使用中に違和感等ございましたら、すぐに当院までご連絡をお願いします。
装置は、日本で歯科医師・歯科技工士が製作するのではなく、海外の工場でロボットにより製作されます。カスタムメイドの矯正装置であり、既製品ではないため(市場流通性がありません)、薬機法の対象となりません。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。その点ご了承ください。
(国内の承認医薬品等の有無)
マウスピース型カスタムメイド矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。インビザライン®以外に、日本国で承認を得ている矯正装置を用いた治療法が存在します。
※上記の趣旨をご承知の上、使用を希望される場合には同意書の記載が必要となります。
●入手経路について
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン®を用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。
●諸外国における安全性等の情報
インビザライン®は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていて、これまでに治療を受けた患者さんは、世界で520万人(2018年1月時点)に上りますが、重大な副作用の報告はありません。ご不明点等ございましたら一度ご相談ください。
未承認医薬品であることの明示
① 未承認医薬品であることの明示
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(Incognito)は、薬機法上の承認を得ていません。
② 入手経路等の明示
ドイツにて作製される矯正装置で、3M社から入手しています。
③ 国内の承認薬品等の有無の明示
国内において、薬事承認されている類似の矯正装置はありません。日本で医療機器としての矯正装置と認められるものは、次の2点を満たしたものです。
- 薬事承認されている材料を使用していること
- 既製品の場合は、その装置が薬事承認されていること
④ 諸外国における安全性等に係る情報の明示
世界の 90 か国以上で採用され、ヨーロッパでのシェアは 60%以上です。(2019 年時点)
これらの国において、重篤な副作用の報告はありません。日本においては、薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。